小児ぜんそくの悩みをみるみる解消する200%の基本ワザ 監修:藤沼俊雄
2012年10月15日 初版
第一章 ぜんそくとはどんな病気?・・・・・・・11P
第二章 薬の種類と飲み方・・・・・・・・・・・55P
第三章 ぜんそくを軽くしてくれる環境整備・・・121P
第四章 ぜんそくは管理するのが基本・・・・・・147P
第五章 患者さん、保護者から寄せられたQ&A・177P
全207P
ぜんそくの位置づけ
気管支が炎症を起こして狭くなる病気
→発作時に気管支の平滑筋が収縮し、痰が増え、粘膜がむくむことで気道がせばまる。
体内にあるマスト細胞や好酸球などの炎症細胞が活性化されて持続的な炎症を引き起こす。
*好酸球:白血球の一種で、アレルギー反応の制御を行う。
ダニ、ハウスダストが原因・・・人によって許容が変わる。
ぜんそくの重さ
小発作:呼吸困難は軽く、眠ったり食事はできる
中発作:ゼーゼー、ヒューヒューというぜんめい(喘鳴)がはっきり聞こえる。座っている方が楽
大発作:呼吸困難が激しく、日常生活ができない。
喘息の治療はアレルゲンの影響から遠ざかる。
→アレルギー反応は繰り返すうちに気管支が敏感になり、悪化していく。
つまり、早期治療が重要です。
鼻のアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎がぜんそくの症状と関係していることもあるので、同時に治療を進めるべき。
喘息の治療に関するガイドラインがある
「喘息予防・管理のガイドライン」
「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」
喘息の治療の2本柱
発作治療薬(リリーバー)・・・とりあえず楽になる
長期管理薬(コントローラー)・敏感な気管支をよくする
気管支の状況を推測できる機器
ピークフローメーター・・・思い切り息を吹いたときの最大瞬間風速をはかる
喘息について、理解を深めることができた
なぜ、二年風邪を引かないと直ると言われていたか理解ができた。
気管支の炎症ぐせが直るという意味で、苦しくなくても長期管理薬を飲み続ける必要があるのだと理解できた。
これをもっと前に知っていたら、治療にもっと積極的に勤勉にできたなと反省した。
知らないこと、与えられた条件をよく理解しなければ、よいこは素直に行動に起こせない点も反省すべき点です。
もし、子供に小児喘息の治療をほどこすのであれば、親も喘息について理解を深めて、継続、自己判断の投薬終了をやめなければ、不幸な小児喘息患者が増えると思いました。