逆ソクラテス / 伊坂幸太郎
2020/5/29購入 2020/7/4読了 素晴らしい
目次
逆ソクラテス P5
スロウではない P65
非オプティマス P107
アンスポーツマンライク P169
逆ワシントン P229
逆ソクラテスはその逆、つまり凝り固まった考え方ってことかな(*'▽')
草壁のプロデュースは草壁本人のためではなく、後輩のため
先生の先入観を覆す動機ってのは素敵だと思った。
大人になるにつれ?とういうか経験を積むにつれて物事を知る前に知ったよう思考に走りがちになるのは、大人だけだろうか。子供であっても周囲の環境で思考が何かによることはままある。
そんな自分にならないようにしなきゃなって思えた。
がんばれ、草壁
「僕はそう思わない。」とても重要な考え方だよ。
スロウではない
高城はいじめを後悔している。
やり直そうと思って転校してきた。
足が遅い振りをしていたが、花を思う気持ちで走ったことは愛すべき葛藤
現実と向き合う怖さがそこにあったと思う
渋谷亜矢はいじめを起こす可能性があったが、高城のペンダントで何を想ったかは気になる
悠太とのやりとりで、高城の転校の理由を知って、何かが変わるのか?
この質問に、何もと答えられる人は少ないと思う。
知らないことを知らないままに付き合うのは怖くて、少しでも何かを知ったような形で僕は人と接しがちな気がする。
誰しもが知らない人の知らない時間、感情、過去を持って人生をすれ違っていると思うと未知は不安であって、現在だけを見続けてコミュニケーションをとり続けるのは難しのかなって思った。
非オプティマス
久保先生の小学校で学んで欲しいことは、痛いほどわかった
それを言葉にする難しさ、伝える難しさ
簡単なことほど、それを伝えるのは難しく、踏みにじられやすい
騎士人にも何か事情があるかもしれないといった
保井福生の達観した見方は、自分も事情を抱えているからこそ観れる生き方かもしれない
痛みを知る人は、人の痛みにも敏感なのかな
騎士人の感情を飲み込める心の持ちようは自分もそうありたいと思う。
オプティマスの「私に考えがある」は、懐かしいネタなのでクスっときた
この面白さが感じられるのは、僕が今の時代に生きてるからだろう
そういった意味で伊坂さんの本が後年に読まれて、この愉快さが伝わるかなって思った。
本は歴史を抱えて書かれてるんだな
福生の服がうすっぺらいのが、父親が買った服を何度も着ているからは、ちと心に来るものがあった
見た目に騙されてはいけない
福生は、騎士人のことを何と答えたのだろう。。。。
アンスポーツマンライク
歩の踏み出さなければリスクは少ない。けれど得たいものも得られない
は、芯をついている。
逆ワシントン
正直に答えて、おじさんにねちねちされるのは仕方ないけど、
母親が助けに入って、噂のドローンの子はびっくりしたけど、
あれ?母さん正直って?と思いつつ、大人になるとは腹に思いをもって、世を渡ることと感じたので致し方なしと思った。
電気屋の店員が、アンスポーツマンライクの彼かは分からないけど、
不器用に真面目に生きている人が幸せになってもいんじゃないかなって思う
現実は賢い人が生き抜く場面の方が多いとも思う
賢い人は表面上は誠実で、真面目だと思うから
真面目過ぎると、頭の思考が固くなって、人はそれぞれの真面目があるから、そういう意味でぶつかって、傷つくのが真面目さだと思うから、不真面目で、真面目で、噂のドローン少年って考え方ができる大人になりたいな。
楽しかったよ。
読んでみるがよろし。